教育されても覚えられない

実際に運用が始まると、教育していたのにうまく運用できないという状態になります。
こういう状態になるとよく言われるのは、『現場のITリテラシーが低いから』ということ。本当にそうでしょうか?
実は、現場スタッフはそもそも覚える気がなくなってしまっているのではないでしょうか?
do!bookを活用していただいているお客様は、他社アプリで失敗したというご経験をお持ちです。
その失敗事例をヒアリングして学んだ3つの失敗要因に気をつければ、現場DXは簡単に成功するのです。
<現場でも使えるアプリの条件>
『現場の文化を壊さない』 『スマートフォンアプリなら使える』 『現場にメリットを用意しない』
目次
課題1:レイアウトが変わると作業ストップ

現場で利用するレポートなど帳票のレイアウトは、長年にわたり試行錯誤し改善されてきたものです。電子化によりこのレイアウトが変更されると、現場スタッフは危険を感知じて作業を停止し、以前のレイアウトからの変更箇所の確認などを行おうとします。品質管理意識の高い職場ほどこの傾向があります。
IT関係者はこの点を軽視し、ペーパレスに合わせてレイアウト変更をやむを得ないと考えがちですが、極力レイアウトの変更は避けるべきです。
従来のレポート電子化ツールでは、レイアウト変更は、管理ツールで行うのですが、常識になっています。
しかし、管理ツールを使える人とレイアウトを決定する人は必ずしも同じではないため、使いにくいレイアウトになってしまうケースが多くなります。
ここがポイント!
『今使っているレイアウトをそのまま利用できること』
『レイアウト変更する場合は、現場の意見をしっかり確認すること。』
解決1:使用中のレポートひな型をドロップするだけ!

従来のレポート電子化ツールで最も難解なものは「レポートひな型の設定」です。
PCスキルがあるユーザでもその習得には数週間はかかってしまうものでした。
さらに根本的な問題は、PCスキルだけでなく、現場のスキルもないと本当に現場で使いやすいレポートひな型はできないという点でしょう。
つまり、IT知識があり製品・現場作業についても熟知しているスタッフが必要とされるわけです。そういう方は決して多くはありません。
いずれかの知識が欠けていた場合、残念ながら現場DXは成功しません。
<do!bookはExcel/PDFファイルをドラッグ&ドロップするだけ!>

do!bookでは
『ひな型設定にIT知識は必要ありません。』
do!bookのひな型登録は、ご利用中のExcelもしくはPDFファイルをアプリにドラッグ&ドロップするだけで、ほぼすべての設定作業を自動化しています。
<Excelひな型の場合>
Excelひな型に入力項目の背景色を設定しアプリにドラッグ&ドロップ
①各入力項目の座標を正確に算出します。
②各入力枠の種類(文字・数値・日付など)を設定
③Excel計算式や関数、グラフなども検出して自動設定します。
<PDFひな型の場合>
PDFファイルをそのままアプリにドラッグ&ドロップ
①四角形で囲われた空白枠を自動検出し、入力欄として自動認識します。
②入力枠の周囲にある文字からその枠の種類を推測し設定します、
③選択項目(☑(複数選択)●(択一選択))をドラッグで指定します。
他システムと連携するなどのdo!bookの高度な機能を利用したい場合は、より細かい設定が可能ですが、通常のレポートではわずか数分で登録は完了します。
課題2:スマホアプリなら使えるけれど

PC利用に不慣れなユーザでも、スマートフォンの普及によりアプリへの抵抗感はなくなってきています。
いまでもPCアプリへの抵抗感は大きいのが実情ですが、スマートフォンアプリに対しては好意的に受け入れていただけるようになりました。
その要因をまとめてみましょう。
タブレットやPCが苦手な理由
・使い方がわからない(操作する人が特定されていく)
・使用できる場所が制限される。(現場の机で作業)
・写真撮影が2人作業となる。
・落下させて壊してしまう。
解決2:スマホで使えるオンリーワンアプリ!

他のレポート電子化ツールでは、スマートフォンでは操作性が悪くなり、実質的には利用できません。ではなぜdo!bookではスマートフォンで利用できるかご紹介します。
<画面解像度に合わせた最適デザインを自動切換>
ブラウザのサイズに合わせて画面レイアウト、メッセージなどが自動的に切り替わります。
<自動送り機能>
拡大表示してデータ入力中も次の入力項目に自動的に画面スクロールして移動していきます。画面が小さいことで入力忘れを防止します。
<全デバイス対応プログラム>
PCはもちろん、iOS、Androidブラウザに対応します。
iOSネイティブアプリでもブラウザと同じプログラムがオフラインでも動作します。
オフラインでのレポート作成も可能です。
課題3:使うメリットが感じられない

例えば、製造設備の導入の場合は、メリットがあるから導入しようというスタンスですが、現場ペーパレスの場合、まずはペーパレスをしよう(しなさい)という形でメリットを分析せずに始めてしまうと失敗します。
逆に、どうせ導入しても自分たちは上手く運用できないと考えているというケースも多いのが実情です。
いずれにしてもメリットを把握して効率化を目的としてその手段としてのペーパレスということを参加者が理解しておくことが重要です。
特に現場スタッフは、日々自分たちの作業効率化に取り組んでいるプロですので、現場作業性の向上など自分たちに直結したメリットが得られないのであれば、アプリの教育をしても真剣に習得してもらえなくなります。
ポイントとしては、『現場スタッフが直接的メリットを得られる』ことが重要です。
解決3:現場へのサービス向上アプリ
従来のレポート電子化ツールでは、現場に直接的なメリットがほとんどないため、現場をその気にすることができませんでした。
<従来アプリの導入時の期待(メリット)と導入後の実態>

<do!bookの機能と現場メリット>
