ユーザ数アップでコストもアップ!?
一般的なクラウドシステムの構成
ファイル共有を目的とした一般的なクラウドシステムではファイル登録を基本的にクラウドサーバ上で処理を行います。
管理者は共有したいファイルデータを1つずつクラウドにアップしながら登録作業を行うため、アップロードに時間がかかり、登録が非効率になったり、サーバの負荷が高くなり、登録BOOKが増えたり利用者数が増えると利用料のアップは避けられません。
BOOK閲覧用の処理も、クラウド上のプログラムで実行するため、閲覧ユーザが増えると、クラウドの負荷も上昇していきます。
このようにBOOK処理量と利用ユーザ画像化することによってクラウドサーバなどのリソースの増強が必要となります。
do!bookのシステム構成
ファイル登録処理はWindowsPCで行います。WindowsPCにdo!book用のファイル登録システム「BOOKクリエータ」をインストールし、BOOKクリエータがファイル登録を行うという仕組みです。
特徴として、登録者の負担が小さいことが挙げられます。同期元フォルダにファイルを登録しておくだけで、「BOOKクリエータ」が差分をチェックしてアップロードするので、待ち時間も少なく、登録処理を圧倒的に効率化します。
また処理はBOOKクリエータが行い、ストレージに直接書き込むため、サーバの負荷は実質ゼロです。登録者が増えても強化する必要はありません。
閲覧用アプリはHTML5で作成されているため、HTML5で開発されたアプリはサーバでは動作せず、PCタブレット・スマートフォンなどのデバイスのリソースを使って動作します。
つまりクラウドサーバはストレージとして利用されるだけで、表示はユーザのデバイスを利用するわけです。
その結果、閲覧ユーザが増加しても、サーバの負荷はほとんど上昇しません。do!bookでは、登録処理は登録用PCの、閲覧処理では閲覧デバイスのリソースを利用することでクラウドの負担を極限まで低減することに成功しました。この技術が、do!bookのユーザ数無制限を実現したのです。